2007年08月23日

処暑に思ったこと

今日から9月8日の白露までの間が、「二十四節気」では処暑です。


そろそろ暑さが止む頃、朝夕涼しくなってくる頃。猛暑だった今年の夏も、もうすぐ終りです。


鳴く虫の声も少しかわってきましたね。



『二十四節記』は、季節や身近な環境を愛しく思う気持ちを育み、環境にやさしい暮らし方や心豊かに暮らすヒントを、訪れていただく皆様といっしょに考えていきたいという思いでネーミングしました。


日本人ほど昔から季節の移ろいを愛で、自然とうまく共生して暮らしてきた民族はいないと言われています。


それは、四季があり、耕地面積に乏しい国土で農耕を生業(なりわい)として生きてきたことが元となっているようです。必要な量だけを作り食し、物を大切にし、天地万物に神が宿ると考え自然の恵みに感謝してきました。


そこにはノーベル平和賞を受賞したケニア共和国の副環境相ワンガリ・マータイ女史が提唱した“勿体ない”という思想も常にありました。


これまでに培ってきた高い技術力と、脈々と受け継がれてきた日本人の持つ自然環境への感度の高さをもってすれば、翳り(かげり)の見えた経済大国としての発展から、再び日本は、環境立国として世界をリードする存在へ転身することができるんだと私は思っています。


環境が良くなって、国が繁栄する。 


。。。これほど良いことはありません。



願わくば、法律やルールを整備するだけで社会を変革していくのではなく、季節や身近な環境を愛しく思う気持ちを育くむ中で、自分一人で生きているのではなく、自然や社会の中で生かされているんだという考え方が定着していけば良いなと思います。


際限ない競争原理の中で、人間の自己中心的な考え方が今の状況を招いたわけですからね。



Posted by raro24 at 13:58│Comments(0)
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